青少年健全育成条例 フライデーの記事に対する山口弁護士のコメント

フライデーに掲載された、角川書店社長 井上伸一郎のインタビューのその中に、以下のような部分があります。


 成人向けマンガの猥褻性が争われた松文館裁判( '07 年判決)で主任弁護人を務めた山口貴士弁護士が指摘する。


「まず"不当に賛美し又は誇張する"という表現が曖昧すぎますし、規制対象も拡大できる。"刑罰法規に触れる"とはすべての犯罪行為を指しますから、18歳以下の性交も対象となってくる。また、"婚姻を禁止されている"という文言から、ゲイ、レズビアンといった同性愛関係も対象になる。『非実在青少年』に対象を絞った改正案より範囲が広くなっています」



これに対して山口弁護士が、ツイッター上でコメントをだしています。


コメントその1 コメントその2


2つを繋げたものは以下の通り


明日(2月10日)発売予定のFRIDAYp84に、山口貴士名義のコメントが掲載されていますが、これは私への取材なしに作成されたコメント案であり、私のコメントではありません。コメント案に対し、修正を依頼され、私は記者宛にメール送信しましたが、何故か、修正前のコメント案が掲載されました。なお、記者からは、私宛に丁寧なお詫びの連絡がありました。 前のtweetだとFRIDAY編集部に悪意がないことが伝わり難いと思いましたので、改めて、tweetしました。



これを見る限り、不当に賛美し又は誇張するという表現部分が曖昧であるという指摘や、すべての犯罪行為が含まれるとしたこと、また、同性愛者も対象になると言ったことを撤回したと受け取られても仕方ないのですけれど、修正案を出したなら、それを出して今はどう考えているかアピールしないのでしょうね。


現時点では、どう考えているのかきちんと言ってあげないと、以前の発言を信じて反対している人たちが梯子を外された状態になっていると思うですが。仲間だったんじゃないのでしょうか。


また、散々声高に主張してきたんですから、撤回する時も、最初に広めた範囲に届くようにきちんと大きな声で言うべきだと思うんですがね。


何を言うのも自由ですが、それが間違っていたと認めたのであれば、責任をもって、前言を訂正する必要があるのではないかと思います。


以下、賛成派の恣意的な妄想。


講談社と山口弁護士の間では、話しが付いていて、実はああいうコメントが出ることは了承済みだった。
そして、出た後に、山口弁護士が小さな声で、私のだしたコメントじゃないと言うことで、山口弁護士が言ったわけではないという逃げ道作り。
しかし、大きくはそれを言わないことで、フライデーで報道された事は、詳しく知らない人には、まるで本当のようかに伝わる。
如何にも東京都が漫画を弾圧しようとしているかの如くイメージを作ることに成功。


講談社も当事者だし、中立的な立場で情報を流すわけないんだけど、それは問題を理解している人にしかわからないわけで。


山口弁護士が絡んでいないとしても、こういうやり口は、すごく悪質だと感じます。